2019年09月13日
竹矢さん祭りが始まります
竹矢さん、祭りが始まります。
竹矢さんは、水道町という故郷に生涯にわたって尽力を尽くされた方です。
祭りの会合でも、良い所は他人に譲り、誰もがやりたがらない仕事は黙って引き受けておられました。
私も子供の頃から、竹杓子や団扇太鼓の叩き方や掛け声、長じては祭りの寄付の賜り方まで、一から教えていただきました。
竹矢さんは、威圧的な雰囲気は微塵も感じさせない人でしたが、はるか年上の人やモッコスと呼ばれるような人達からも尊敬を込めて竹矢さんとさん付けで呼ばれていました。
物静かですが、祭りに困り事があると、素早く最善手を打ち解決し、また、町内で祭の存続の多数決をと声が上がると、多数決で決める事柄では無いと一蹴されました。
今日まで祭りが存続したのは、竹矢さんのおかげと言っても過言ではありません。
個人的にも若いころから助けて頂き、うつむくな胸を張れと励ましてくださいました。
家族の縁の薄かった私にとって父のような存在でした。
葬儀の時、貴方のハッピを着て、貴方の棺を担いだお孫さんが今年祭りに帰って来ます。
今度は、私が一から指導します。
竹矢さん祭りが、貴方が大好きだった祭りが始まります。
Posted by 水道町親和会 at 19:50│Comments(0)
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